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  • ゼロトラストネットワークとは
  • ZTNAの仕組み:主要コンポーネントと動作フロー
  • SASEフレームワークにおけるZTNA
  • ZTNAと企業向けVPNの違い
  • ZTNAとネットワークアクセス制御(NAC)の違い
  • ZTNA導入のメリット
  • ZTNAの課題と導入時の注意点
  • ZTNAの主な活用シーン
  • ZTNAソリューションの選定ポイント
  • FAQ:ゼロトラストネットワークアクセスに関するよくある質問
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  • FAQ:ゼロトラストネットワークアクセスに関するよくある質問

ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)とは

ExpressVPN for Teams 21.05.2026 1 分
Raven Wu
この記事を書いた人 Raven Wu
Ata Hakçıl
レビューをした人 Ata Hakçıl
Ana Jovanovic
編集者 Ana Jovanovic
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リモートワークやクラウドサービスの普及、サイバー脅威の高度化により、従来のネットワークセキュリティモデルでは対応しきれなくなっています。こうした背景の中で登場したのが、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)です。境界に依存しない環境でも安全性を確保するための、新しいセキュリティアプローチとして注目されています。

本ガイドでは、ZTNAとは何か、その仕組み、そしてなぜ現代のセキュリティ戦略において重要な位置を占めているのかを分かりやすく解説します。

注:ExpressVPNは個人向けのプライバシーツールであり、ゼロトラストアーキテクチャのようなエンタープライズ向けフレームワークとは用途が異なります。本記事では、ZTNAの役割をサイバーセキュリティ全体の中で理解するために解説しています。

ゼロトラストネットワークとは

ゼロトラストネットワークとは、「決して信頼せず、常に検証する(Never trust, always verify)」という原則に基づく、次世代のサイバーセキュリティ手法です。その革新性を理解するには、従来のネットワークセキュリティモデルと比較するのが有効です。

従来のセキュリティモデルは、明確に区切られたネットワーク境界(ペリメータ)を前提としています。一度その内部に入ったユーザーやデバイスは、基本的に信頼されたものとみなされ、広範なネットワークリソースへのアクセスが許可されます。

Comparison of traditional security vs. zero-trust network access (ZTNA).

一方、ゼロトラストネットワークでは、ネットワークの内外を問わず、いかなるユーザーやデバイスも自動的には信頼しません。すべてのアクセス要求は、ユーザーの本人確認、デバイスのセキュリティ状態、接続元の場所などの情報をもとに厳格に検証されます。さらに、認証後であっても付与されるのは業務に必要な最小限のアクセス権のみです。これにより、認証情報の漏えいやデバイス侵害が発生した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。

ゼロトラストネットワークアクセスは、現代のサイバーセキュリティ戦略を支える「ゼロトラストアーキテクチャ」の中核を担う要素です。

なぜゼロトラストが現代のサイバーセキュリティに不可欠なのか

ネットワークアクセス制御(NAC)に代表される従来の境界型セキュリティは、ユーザーやアプリケーションが社内ネットワークに集約されていた時代を前提に設計されています。しかし現在では、ユーザーやデバイス、ワークロードはクラウドやリモート環境、さらには外部ネットワークへと分散しています。そのため、単一のネットワーク境界に依存するだけでは、十分な防御は実現できません。

さらに、従来のモデルでは「ネットワーク内部=信頼できる」という前提があるため、認証情報の漏えいや内部不正に対して脆弱な広い攻撃面を生み出してしまいます。サイバー攻撃の高度化とインフラの分散化が進む中で、場所や資格情報だけに依存しない、新たなセキュリティモデルが求められています。

ゼロトラストセキュリティは、こうした課題を根本から解決します。ネットワーク内部を前提に安全とみなすのではなく、すべての接続を個別に検証することでセキュリティを確保します。これにより、ユーザーやデバイス、アプリケーションが単一のネットワークに依存しない、境界のない環境にも柔軟に対応できます。

ZTNAの仕組み:主要コンポーネントと動作フロー

ZTNAは、アーキテクチャ設計の原則と複数のコンポーネントを組み合わせることで、ポリシーに基づいた安全なアプリケーションアクセスを実現します。

ZTNAの基本原則

ZTNAは、次の3つの基本原則に基づいて設計されています:

  1. 決して信頼せず、常に検証:ユーザー、デバイス、接続元の場所にかかわらず、すべてを前提なしで検証します。アクセス要求は、ユーザーの本人確認、デバイスのセキュリティ状態、位置情報などのコンテキストに基づき、都度動的に評価されます。
  2. 最小権限アクセス:ユーザーには、業務に必要なアプリケーションやリソースに限定してアクセス権が付与されます。
  3. 継続的な検証:一度許可されたアクセスでも恒久的に信頼されるわけではありません。ZTNAはセッションを常時監視し、アクセス条件を継続的に再評価します。リスクが検知された場合は、リアルタイムでアクセスを制御・停止できます。

ZTNAソリューションの構成要素

ZTNAを導入する際は、通常、以下のコンポーネントが連携して機能します:

  • IDプロバイダー:ZTNAは、Azure ADやOktaといった企業向けのID・アクセス管理(IAM)システムと連携し、ユーザー認証を行います。これにより、アクセスは確認済みのユーザーIDに紐付けられ、多要素認証(MFA)や生体認証などの高度な認証手法、さらにはロールベースのアクセス制御にも対応します。
  • デバイスのセキュリティ評価:アクセス許可の前に、ZTNAは接続するデバイスのセキュリティ状態をチェックします。OSのバージョンやパッチ適用状況、エンドポイント保護の有無などを評価し、ポリシーを満たさないデバイスにはアクセス制限または拒否が適用されます。
  • ポリシー判定・適用ポイント:アクセス制御エンジンがユーザーのIDやデバイス状態、接続状況をもとにアクセス可否を判断し、その結果をポリシー適用ポイントがリアルタイムで反映します。これにより、ユーザーごとに適切なアプリケーションアクセスが制御されます。
  • マイクロセグメンテーションとアプリケーションプロキシ:ZTNAは、ユーザーに必要なアプリケーションへのみアクセスを許可し、それ以外の対象からはアプリを不可視化することで攻撃リスクを低減します。これはアウトバウンド通信のみを利用し、アプリケーション単位で厳格にネットワークを分離する仕組みによって実現されます。結果として、機密リソースへのアクセスを厳密に管理し、露出を最小限に抑えるゼロトラスト型のデータ保護を実現します。
  • 継続的な監視とテレメトリ:ZTNAはセッションを常時監視し、不審な挙動やデバイス侵害、ポリシー違反などを検知します。リスク状況に応じて、アクセス権はリアルタイムで調整または無効化されます。収集されたデータは、SIEMやXDRなどのセキュリティプラットフォームと連携し、さらなる分析や対策に活用されます。

これらの要素が連携することで、「認証→評価→接続→監視→再評価」という制御ループが構築されます。この仕組みにより、アクセスは常にリアルタイムのリスク状況に応じて動的に制御されます。

SASEフレームワークにおけるZTNA

ZTNAは、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)アーキテクチャの中核コンポーネントとして導入されるケースが一般的です。SASEは、ネットワーク性能とセキュリティ機能を一体化した統合ソリューションであり、リモートワークや複数デバイスの利用、クラウドアプリ中心の働き方といった現代の利用環境に最適化されています。

ZTNAがSASEにおいて果たす役割

SASEは、SD-WAN、セキュアウェブゲートウェイ(SWG)、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)、Firewall-as-a-Service(FWaaS)、そしてZTNAといったネットワークおよびセキュリティ機能を統合した、クラウドネイティブなアーキテクチャです。これらを単一のサービスとして提供します。

このフレームワークにおいて、ZTNAはアクセス制御を担い、認証・認可されたユーザーとデバイスのみが特定のアプリケーションやリソースへアクセスできるようにします。一方で、その他のSASEコンポーネントは、Webトラフィックの保護やコンテンツフィルタリング、ネットワーク全体のポリシー適用といった役割を担います。

ZTNAと企業向けVPNの違い

企業向けVPN(ExpressVPNのような個人向けVPNとは異なります)は、長年にわたり信頼されてきた標準的なリモートアクセス手段です。導入が比較的容易で、多くのデバイスに対応しており、従業員にも広く浸透しています。特に小規模組織にとってはコスト効率の高い選択肢であり、インフラ管理を行うIT担当者や、アプリ単位で分離しにくいレガシーシステムを扱う場合など、広範なネットワークアクセスが必要なケースに適しています。

一方で、企業向けVPNはトラフィックを集中型ゲートウェイ経由で処理するため、特に社外のクラウドサービスやSaaSにアクセスする際に遅延が発生しやすいという課題があります。また、認証後に広範なネットワークアクセスを許可する設計が一般的なため、デバイスや認証情報が侵害された場合のリスクも高まります。IPホワイトリストやネットワーク分割で対策することも可能ですが、運用やスケーリングの面で課題が残ります。

ZTNAはリモートアクセスを根本から見直したアプローチです。ユーザーをネットワーク全体に接続するのではなく、クラウドまたはオンプレミスのアクセスブローカーを介して、必要なアプリケーションにのみ直接接続します。これにより、分散環境におけるアクセス性能が向上するとともに、ユーザーのIDやデバイス状態に基づいたきめ細かなアクセス制御が可能になります。さらに、クラウドベースで提供されるため、ポリシーやセキュリティ検査をユーザーやワークロードの所在に関係なく適用でき、高い拡張性を実現します。

実際には、多くの企業が両者を併用しています。レガシーアプリや広範なネットワークアクセスが必要な場面ではVPNを活用し、スケーラビリティや細かなアクセス制御が求められるクラウド中心の環境ではZTNAを導入する、といった使い分けが一般的です。

ZTNAとネットワークアクセス制御(NAC)の違い

ZTNAとNACはいずれもシステムへのアクセス管理を担いますが、制御の方法とタイミングには大きな違いがあります。

NACは、デバイスがネットワークに接続する初期段階でチェックを行い、エージェントや専用ハードウェアを用いて認証します。一度チェックを通過すると、一般的に広範なアクセスが許可されます。その後も監視や制限が行われる場合はありますが、継続的な制御は限定的です。そのため、初期認証後にデバイスやユーザーが侵害された場合、大きなリスクにつながる可能性があります。

また、NACは特定のネットワークに紐づくハードウェアやソフトウェアに依存するケースが多く、リモート拠点やクラウド環境を含む広範な環境での導入やスケーリングが難しいという課題があります。その結果、複数の環境にまたがってポリシーを一貫して適用することが困難になります。

一方、ZTNAはネットワーク全体ではなく、個々のアプリケーション単位でアクセスを制御します。ユーザーの本人確認とデバイスの信頼性に基づいてアクセスを判断するため、より精密な制御が可能であり、クラウド環境でも管理しやすいのが特長です。

ZTNA導入のメリット

ZTNAは、ゼロトラスト戦略全体に組み込むことで、ゼロトラストセキュリティの主要要素を支え、次のようなメリットをもたらします:

リモートアクセスのセキュリティ強化

ZTNAは、アクセス許可前にユーザーの本人確認とデバイスのセキュリティ状態を検証することで、リモートアクセスを安全に保護します。ネットワークの場所に依存するのではなく、セッションのリスクをリアルタイムで継続的に評価するため、侵害された端末やポリシー違反のデバイスからの不正アクセスを大幅に抑制できます。

マルチクラウド・ハイブリッド環境への安全なアクセス

ZTNAはネットワークの所在に依存せず動作するため、クラウドサービス、オンプレミス環境、リモートワークをまたぐ複雑な環境にも適しています。ユーザーIDやデバイス状態、接続状況に基づく動的ポリシーによってアクセスを制御し、あらゆる環境で一貫したセキュリティを実現します。

サードパーティおよび内部不正リスクの低減

ZTNAは最小権限の原則を徹底し、契約業者やベンダー、社内スタッフを含むすべてのユーザーに対して、必要最小限のリソースへのアクセスのみを許可します。これにより、アカウント侵害や内部不正が発生した場合でも、影響範囲を最小限に抑えることができます。

ユーザー体験とアプリケーションパフォーマンスの向上

ZTNAは、ユーザーを許可されたアプリケーションへ直接接続することで、アクセスをシンプルにし、遅延を最小限に抑えます。さらに、ユーザーに近い場所でセキュリティポリシーを適用するため、応答速度が向上し、集中型インフラを経由することによる遅延も回避できます。

A concise breakdown of the benefits and limitations of ZTNA.

ZTNAの課題と導入時の注意点

ZTNAは高いセキュリティ効果をもたらす一方で、導入や運用にあたっては一定の課題も伴います。

パフォーマンスと遅延の課題

ZTNAでは、セキュリティ検証やポリシー適用のプロセスにより、場合によっては遅延が発生することがあります。特にクラウドゲートウェイ経由の通信や複数段階の認証を行う場合に顕著です。快適なユーザー体験を維持するためには、セキュリティとパフォーマンスのバランスを考慮したネットワーク設計と最適化が不可欠です。

レガシーシステムとの統合課題

既存のレガシーインフラとZTNAを統合するのは容易ではありません。古いアプリケーションやシステムは最新の認証方式に対応していない場合があり、追加の改修が必要になることもあります。そのため、多様または旧式の技術が混在する環境では、ZTNAの全面導入はハードルが高くなります。

アイデンティティ管理とポリシー設計の複雑さ

ZTNAは高度な本人確認と動的なポリシー制御に依存します。そのため、きめ細かなアクセスルールの設計・運用・継続的な見直しには多くのリソースが必要であり、設定ミスや過度な制限を防ぐためには専門的な運用スキルが求められます。

ZTNAの主な活用シーン

ここでは、企業がZTNAを導入する代表的な理由を紹介します。

  • リモート・ハイブリッドワークの安全なアクセス管理:ZTNAはユーザーのID、デバイスのセキュリティ状態、接続状況に基づいてアクセスを制御するため、リモートやハイブリッド環境に最適です。接続元やリソースの場所に関係なく、一貫したセキュリティを実現します。
  • M&A後の統合やパートナー連携の効率化:ZTNAはネットワーク全体を公開することなく、内部アプリへの安全かつ迅速なアクセスを提供します。これにより、合併・買収後のIT統合や外部パートナーとの連携をスムーズに進めることができます。
  • コンプライアンス対応と監査の効率化:詳細なアクセス制御と一元的なログ管理により、「誰が・いつ・どこから・何にアクセスしたか」を可視化でき、規制対応や監査対応が容易になります。ZTNAはクラウド型のデータ保護ツールとも連携し、これらのルールを自動的に適用することで、IT部門の負担を増やすことなく各拠点でのコンプライアンス維持を実現します。

ZTNAソリューションの選定ポイント

適切なZTNAソリューションの選定は、ゼロトラストセキュリティを成功させるうえで極めて重要です。セキュリティ要件、導入のしやすさ、使いやすさのバランスを取りつつ、自社の環境や目的に適合するかを見極める必要があります。

ZTNAベンダー選定時の評価ポイント

ZTNAベンダーを比較する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 柔軟な導入形態:クラウド、オンプレミス、またはそのハイブリッド環境を問わず、インフラ全体で利用できるソリューションを選びましょう。多様なトラフィックに対応し、組織の成長にも柔軟に対応できることが重要です。
  • デバイス対応:すべての端末にソフトウェアのインストールが必要なプラットフォームもありますが、外部パートナーや個人端末を利用する従業員がいる場合は負担になる可能性があります。そのため、ブラウザベースやエージェントレスでのアクセスに対応しているかを確認しましょう。
  • 主要アプリ・サービスへの対応:社内Webアプリやリモートデスクトップ、ファイル共有など、業務で利用するツールに対応しているかを確認しましょう。対応範囲が狭いと導入が進まず、セキュリティを損なう代替手段が生まれる可能性があります。
  • 可視性とログ管理:誰が・いつ・どこから・何にアクセスしたかを詳細に記録できることが重要です。これにより監視や監査、インシデント調査が容易になり、コンプライアンス対応にも不可欠です。
  • 拡張性とパフォーマンス:ユーザーの所在地や組織の規模に関係なく、常に高速かつ安定したアクセスを提供できることが求められます。時間とともに性能が低下したり、地域ごとの対応が不十分なソリューションは避けるべきです。
  • セキュリティの高度性:単なるアクセス制御にとどまらず、ユーザーの役割に応じて閲覧・操作できる範囲を制限し、継続的にアクセスの妥当性を検証できるかが重要です。既存のセキュリティツールと連携できるかどうかも重要な評価ポイントです。

ZTNA選定時に注意すべきポイント

以下のような特徴を持つZTNAプラットフォームには注意が必要です:

  • ネットワーク位置に依存しすぎている:IPアドレスやネットワーク区分、物理的な場所だけでアクセスを判断する仕組みは、真のゼロトラストとは言えません。アクセスはユーザーIDやデバイスの状態、コンテキストに基づいて制御されるべきです。
  • 対応プロトコルやアプリが限定的:ブラウザアプリのみを対象とし、SSHやRDPなどのレガシーシステムに複雑な対応が必要な場合、実運用に適さない可能性があります。
  • セッション監視や継続的検証が不十分:ログイン時のみ認証し、その後のリスク評価を行わない仕組みでは、攻撃者に悪用されるセキュリティの隙が生まれます。
  • 全端末へのソフトウェア導入が必須:すべてのデバイスにインストールが必要な場合、個人端末や管理外デバイスへの対応が難しく、外部パートナーやリモートワークの柔軟性が制限されます。
  • ポリシー管理が手動中心:アクセスポリシーの設定や更新に手間や専門的なコーディングが必要な場合、規模拡大時の運用が困難になります。
  • ログやレポート機能が不十分:詳細なログや可視性が不足していると、監査対応やコンプライアンス対応、インシデント対応が難しくなります。
  • ベンダーロックインのリスク:既存のID管理システムやエンドポイントツール、データ保護の仕組みと連携しにくいプラットフォームは、柔軟性を損ない、運用コストの増加につながります。

FAQ:ゼロトラストネットワークアクセスに関するよくある質問

ZTNAはゼロトラストアーキテクチャをどのように支えますか?

ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)は、アクセスを許可する前に、ユーザーの本人確認、デバイスのセキュリティ状態、接続状況を継続的に検証することで、ゼロトラストの原則を実践します。さらに、ネットワーク全体ではなく、必要なアプリケーションにのみアクセスを許可します。これにより、信頼を前提とする設計を減らし、ラテラルムーブメントを抑えながら、ゼロトラストセキュリティの重要な柱である最小権限アクセスの実現を支えます。

ZTNAではすべてのデバイスにエージェントが必要ですか?

ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ソリューションの中には、セキュリティポリシーの適用やデバイスの状態確認のために、各端末へエージェントやクライアントのインストールを必要とするものがあります。一方で、ネットワークレベルの制御やブラウザベースのアクセスを活用し、エージェント不要で利用できる製品もあります。エージェントの要否は、ベンダーや導入方式によって異なります。こうした違いを理解することは、ZTNAソリューションを選定するうえで重要です。

ZTNAはVPNに置き換わるものですか?

それは、どの種類のVPNを指すかによって異なります。企業向けVPNは、リモートワーカーが社内システムへ安全にアクセスするための手段として長年利用されており、現在も広く使われています。ただし、多くのVPNはネットワーク全体への広い接続経路を開くため、端末やアカウントが侵害された場合のリスクが高くなるという課題があります。

一方、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)は異なる考え方を採用しています。ユーザー、デバイス、接続状況を継続的に確認し、必要なアプリやリソースにのみアクセスを許可します。この「最小権限」の考え方により、ZTNAは、より厳密で柔軟なリモートアクセスを実現する手段として有力であり、VPNを完全に置き換えるというよりは、VPNと併用されることが一般的です。

なお、ZTNAはExpressVPNのような個人向けVPNと混同しないよう注意が必要です。企業向けVPNとZTNAはエンタープライズ用途で比較されることがありますが、個人向けVPNは、プライバシー保護、IPアドレスの秘匿、公衆Wi-Fi利用時のブラウジング保護といった、まったく異なる役割を担います。

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Raven Wu

Raven Wu

Raven Wu is a writer for the ExpressVPN Blog with a passion for technology and cybersecurity. With years of experience covering these topics, he takes pride in delivering informative, well-researched content in a concise and accessible way. In his free time, he enjoys writing stories, playing hard games, and learning about history.

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